アパート建築の会社・情報コラムコラム

50坪の土地でもアパート建築ができます!

2019.02.19

50坪の土地といえばどれくらいの広さでしょうか。50坪は約165平米であり、畳100枚分、家の間取りだと4LDKに庭と駐車場がつくつらいの広さです。

家であれば充分な広さですが、アパートを建築するとなると十分な広さとはいえないでしょう。ここでは、50坪の土地でアパート建築をするときに注意すべきことやおすすめの間取り、アパート建築をしたときの事例を紹介します。

50坪でのアパート建築は建ぺい率に注意

50坪しかない土地でも、アパートを建築することはできます。ただし、建ぺい率の関係から50坪だとあまり大きな建物は建設できないことがあるので注意が必要です。アパートを建設する地域の条例を調べてください。

建ぺい率とは、「敷地面積に対する建築面積(建物を真上から見たときの面積)の割合」のことです。土地いっぱいいっぱいまで住宅を建てた場合が100%で、土地の半分に住宅を建てた場合には50%となるイメージです。地域によって建ぺい率が指定されていますので確認してください。

50坪のアパート建築でも、建蔽率にかなり許容性があるのであれば、土地いっぱいまで住居部分を作れます。そうしますと、入居戸数がかなり増えますし家賃収入も多く入ります。

ただし、あまりにも隣の家との間に余裕がなさすぎると、窓からの景色が隣の壁になってしまう可能性もあります。こういった物件は入居者が入らないこともあるので、あまり隣とぎりぎりになるまで建設をするのはおすすめしません。

また、隣が高いビルの場合には、日当たりがかなり悪くなってしまいます。昼間に日当たりが悪いのはかなり不評です。どうしてもそのような設計にしなければいけない場合には、天窓を付けるなどして日当たりをよくするための対策をする必要があります。

50坪のアパート建築でのデッドスペースに注意

また、50坪のアパート建築をする場合には、できるだけ無駄の生じない建設方法ですることをおすすめします。例えば、鉄筋コンクリートで作る場合には、かなりのデッドスペースが生じてしまいます。鉄筋の柱の存在があるからです。

かといってデッドスペースを作らないために、木造でアパートを建築すると、費用は抑えられますが騒音問題が起こりやすくなります。軽量鉄骨造は木造よりも遮音性が高いですが、鉄筋コンクリートのほうが高いので安心といえるでしょう。

50坪あれば6部屋の間取りが可能!

また最近では、スペースを無駄にしない工法が開発され、同じ狭小スペースであっても部屋の中を広くすることができるようになりました。この工法は壁式鉄筋コンクリート構造(モノコック構造)と呼ばれています。ちなみに50坪くらいだと、大体6部屋くらいの戸数のアパート建築は余裕で作ることができます。

ワンルームの場合ですと、もっと多くの戸数を作ることができます。さらに地域によっては、三階建で建設できる場合がありますので駐車場のスペースなども作りたい場合には、三階建ても考慮に入れることができます。

50坪では賃料が高めのエリアに建築

50坪の広さのアパートは、あまり広くないのでその分建築費がかさんでしまいます。建物を建てるときには、大きさを増すごとに1平米あたりの建築費を下げることができます。

50坪の広さで建築するとなると、建築費が高い割に部屋数を増やすことができず、建築後の家賃収入が低くなってしまいます。建築に費用をかけた割に家賃収入が低いとなれば、利益を出すのが難しいでしょう。

ですので、50坪で建築をするときには、人が多く、家賃が高い場所に建築をしましょう。家賃が高ければ、その分初期投資を回収しやすくなりますし、人が多ければ、空き部屋が出る可能性も低いです。

となると、建築におすすめなのは大都市です。東京、大阪、名古屋、札幌、博多など、主要都市に建築をするのがおすすめです。また、地方でもある程度大きな街の駅前であれば、収益を上げやすいといえるでしょう。

50坪でアパートを建てるには、まずは資料請求から

アパート建築の相談をする時には、まず建築会社などに相談をしてください。実際のところ、アパート建築ができるかどうかの基準は土地の広さではなく、その地域の条例やその土地の条件のほうが大きく関係してくるからです。場合によっては、かなり広い土地でもアパート建築ができない場合もあります。

こういったことは建築会社や不動産会社が詳しいですので、確認をとるのがおすすめです。一番下の請求フォームから一括で資料請求ができるのでご活用ください。

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50坪のアパート事例

50坪のアパート建築事例 外観50坪のアパート建築事例50坪のアパート建築事例
居室数 8世帯「木造二階建共同住宅」
敷地面積 185m² / 55.96坪
建築面積 94.40m² / 28.55坪
本体工事金額 33,150,000(税別)

埼玉県さいたま市に建築された木造のアパートです。1つの階に1Kの部屋を4つ配置しています。50坪の敷地面積だと、建ぺい率などを考慮に入れると、これくらいの部屋数になることが多いようです。また建築費としては、小さい規模でもこれくらいはかかってしまうようです。

50坪のアパートの特徴

このような50坪のアパートの特徴としては、広さがあまりないのでエントランスを作ることが難しく、オートロックなどを設置できないということがあげられます。

女性の居住者などはオートロックにこだわる方が多いかもしれませんので、外壁を作って門を設置したり、防犯設備を充実したりすることで差別化をしましょう。

デザインにこだわったり、部屋の設備に投資することでも他の物件と差別化できる可能性があります。また、小型のマンションにするという手段もあります。

50坪であれば戸建賃貸も

近年では、昔ながらのアパートではなく、内装や外装にこだわった、見栄えの良いグレードの高いアパートの建設傾向が高まっています。しかし、平均的な敷地面積は、東京地区で170平米~200平米程度、大阪・名古屋地区では250平米前後となっているため、狭い50坪などの土地では土地活用としての経営は難しいといえます。

立地が重要なポイントとなりますが、アパートに並んでマンションの建設も一般化しています。土地の高度利用が可能なエリアには最も適した土地活用方法です。しかしマンション建設も、ある程度広い敷地面積が必要となり、50坪、100坪さらに200坪でも土地活用としては無理があります。

50坪程度の狭い土地を持て余してしまっている人から、近年脚光を浴びつつあるのが戸建賃貸住宅です。特徴の一つは、50坪程度の狭い土地でも建設可能で有る事や、比較的低予算で始められるため、一般家庭でも宅地でも土地さえあれば容易に土地活用を始める事ができると言う事です。

さらに戸建に住みたいという人が増えているにもかかわらず、戸建の賃貸住宅の供給が少なく、賃貸経営者としては入居者がみつかりやすく、高い家賃設定が期待できます。

また老後を考えた生涯プランとしても戸建賃貸住宅を選択するケースが増えています。例えば50坪の土地に戸建賃貸を2軒購入し、そのうち1軒は自分が住み、もう1軒は賃貸にする事ができます。そうすると家賃の収入だけで、戸建賃貸2軒分の住宅ローンの返済が可能になります。2軒とも賃貸または二世帯住宅として、今は2軒とも賃貸に将来は自分たちの住居にと、その時々のニーズにあった使用が出来るのも魅力の1つです。

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