100坪の土地の活用方法を紹介。事例も解説
100坪の土地を遊ばせているので、せっかくなら活用したいと思っていませんか。
でも、その土地をどう使うのが最も有効な方法なのかは、なかなか難しい問題です。思い込みだけで物事を進めて、後でしまったと思ってもそれこそ後の祭りですので注意が必要です。
ここでは、さまざまな土地活用方法から100坪の土地活用によい方法を調査してみました。
100坪の土地とは?
まず、100坪の土地とはどのような規模なのでしょうか?その規模を知ると最適な方法も見えてくるかもしれません。まず100坪とは約330㎡であり、約181畳の広さです。25mプールであれば幅は約13mの広さとなります。
これくらいの土地の広さというのは、一戸建てを建てるのには広すぎるし、マンションを建てるには狭すぎるという微妙な広さです。東京であれば、これくらいの土地があればかなり広い土地だといえますが、地方や郊外ではよくある土地です。
都心において100坪の土地にある戸建てやアパートであれば大きな家と感じますが、郊外ではよくある広さの家なのです。
このように、場所によって需要も変わってきますので、100坪の土地の活用方法を考えるときにはその土地を知ることが重要なのです。以下に、100坪の土地の活用方法をする前に行うべき調査を紹介します。
100坪の土地活用で重要な調査
土地を活用するときには、その土地の調査を行っておくのが大事です。ここでは、100坪の土地活用をしようと考えたときに、事前に行っておくべき調査について解説します。
用途地域の調査
まず、その土地のある場所の「用途地域」を調べましょう。「用途地域」とは、建築基準法で定められている、その地域にはどの様な用途の建物を建ててよいかとか、建蔽率(土地面積に対して建坪何パーセントまで建築できるかを定めたもの)や、容積率(土地面積に対して延べ面積何パーセントまで建てられるか)を定めたものです。
用途地域が分かると、100坪の土地活用はおのずと限定されてきます。住宅関係しか建てられない地域に、工場などの計画は出来ないからです。
周辺地域の調査
用途地域調査の次には、この100坪の土地の周辺を調査します。土地活用をするなら、周辺にどんな建物があり、どのような用途に土地を使うのがよいかが見えてくるからです。例えば、コンビニやスーパーマーケット、学校などが近いと、アパートやマンションの需要が見込めます。
アパートやマンションで土地活用する場合は、部屋の間取りや広さも検討する必要があります。1Kタイプで独身者の需要が多いのか、3LDKのように家族世帯の需要が多いのかです。
また、逆の発想で戸建住宅やアパート・マンションの多い場所だったら、コンビニやコインランドリーなどは誘致できないか、学習塾はどうかなど、地域の特性に合う需要のものを考えるのがよいです。
郊外の住宅地であれば、イニシャルコストを抑えた土地活用が考えられ、賃貸駐車場なども良いことがあります。どうしても自家用車が必要な地域では、一家に2~3台の自家用車を持ち駐車場が必要になりつつあるからです。
100坪の土地ですと、アパートやマンションは駐車場を取っても十分な土地活用が出来ますし、賃貸駐車場も十分土地活用できる面積です。このように100坪の土地活用では、周辺の建物の用途により何の需要が多いのかを知る事が重要です。また土地の面積の広さに見合うものを検討する必要があります。
100坪の土地の活用方法
賃貸住宅経営
100坪の土地に賃貸住宅を建てて土地活用する場合には、マンションを建てるには狭すぎます。ですので、建築するとなるとアパートか戸建て住宅を建築することになります。
■戸建賃貸
戸建て住宅を建てる場合には賃貸用に建築することになりますので、あまり広すぎる住宅を建てても借りる人がいなくなります。ですので、戸建てを建てる場合には2棟か3棟を建てることになります。都心部であれば、33坪程度の戸建てでも十分に需要が見込めます。
しかし、庭や駐車場なども設置する必要もあることが多く、収益化をするには効率がよいような方法ではありません。
■100坪のアパート
100坪のアパートであれば、ひとつの階に4~6部屋ほど作ることができます。1LDKの広めのお部屋を作ることができるので、単身者以外にもご夫婦で住まわれる方もターゲットにすることができます。
ある程度広いアパートを作ることができますので、入居者が決まる確率も高いといえるでしょう。高さはその土地の法律に則る範囲で階を作ることになりますが、十分収益化も考えられます。
100坪の賃貸アパートの事例
327㎡、RC造りの3階建てのアパートです。単身者向けの住宅ですが、RC造りであり高級感のある外観と内装になっています。3階建てで1LDKのお部屋が12戸あります。1つの階には4部屋を用意しており、広めに使うことができます。
これだけの数の部屋数があれば収益は十分得られますので、他の投資方法よりも建築費の支払いを早期に終わらせることができるかもしれません。
引用:https://www.daiwahouse.co.jp/tochikatsu/d-room/case/m_case02.html
駐車場経営
駐車場は通常、車1台分の駐車スペースに7坪が必要になります。というのも、駐車スペース(長さ5m×幅2.5m)と車路(5m)が必要になるからです。
100坪ということは、14台をとめることができる駐車場を作ることができるという計算になります。では、この駐車場の利益はどれくらいでしょうか?
車一台あたりの駐車場の月額料金は場所によってさまざまです。都心であれば、2万円~5万円ほどのところが多いようです。3万円としたときには、満車になった場合には42万円が毎月の収益となりま。
駐車場は、賃貸住宅のように建てるのにあまり費用がかかりませんので、収益化をするのが比較的簡単にできます。ただし、これは東京都内や大阪、名古屋などの人口が多い場所にのみに対して言えることで、地方では難しいでしょう。
地方の場合には、駐車場料金も下がりますし、そもそも契約者を集めるのが難しいこともあります。ご自分のお持ちの土地がどのような場所にあるかによって判断しましょう。
100坪の土地に建物を作るよりも初期投資を抑えられるので、収益化までの時間が早いといえるでしょう。
コンビニ建築、経営
100坪の土地があれば、広めのコンビニと駐車場を作ることができます。よくみるのは50坪程度のコンビニですが、それよりも広いスペースと駐車場を作ることができるのです。
コンビニで土地活用するには、自分で建物を建築する「一括借り上げ方式」か、土地を貸すだけの「事業用定期借地方式」があります。一括借り上げ方式であれば、自分で建物を建築するには費用がかかりますが、毎月コンビニ会社から土地と建物の賃料を得られます。
一方、事業用定期借地方式であれば、建物を建てる費用はかかりませんが、コンビニ会社から得られるのは100坪の土地の賃料のみです。
100坪あれば、広めのコンビニになりますので、人口が多い街で車通りの多い道路に隣接している土地や、周辺にスーパーなどの競合店が少ない場所に出店するのがよいです。
太陽光発電
太陽光発電とは、ソーラーパネルを設置して電気を作り、その電力を売る土地活用方法です。
100坪の土地にソーラーパネルを設置するのには、1300万円~1500万円ほどはかかります。ただ、設置価格は年々下がっているので、今後はもっと安い費用で設置できる可能性があります。ただし売電価格も下がっているので注意が必要です。
太陽光発電はまわりに建物がない広い土地が必要ですので、地方や田舎などで賃貸経営など他の用途に使いにくい場所を活用したい場合に向いています。
太陽光発電で収益化するにはある程度時間がかかりますので、他の土地活用方法が利用できない場合などに検討するのがよいかもしれません。
医院建築
クリニックのような医療系施設は、CTやMRIなどの設備や病床が必要になりますし駐車場も準備しなくてはならないので、ある程度の広さが必要になります。
この土地活用方法は、医師などの開業医や医療系事業者と共同でクリニックや調剤薬局を作る方法です。こちらも一括借り上げ方式と事業用定期借地方式の2つの方法があります。土地の所有者が建物を建てるか、医療事業者が建てるかの違いです。
医院建設は、周辺に同様のクリニックがない場合や医院の開設希望があるエリアでなくては建設には至らないですが、利回りは大きい方法ですので、可能性があるなら検討しましょう。そういった情報を得られるよう不動産会社などに接点を持っておくのも大事です。
医院建設は地域に対して社会貢献ができるので、そういった意識の高い方におすすめの方法です。
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土地活用の相談をできる会社はとてもたくさんあります。それぞれの会社によって、提案内容や強みが異なります。自分に合った会社を選ぶためにも、土地活用会社はしっかりと比較検討しましょう。また、土地活用の専門家でもあるので、ノウハウをたくさん持っています。地場や法律などの情報にも詳しいので、まずは相談するのがおすすめです。
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