建設協力金方式とは？地主と借り主それぞれのメリットを解説

土地活用で、道路沿いなど交通の便の良いところなどでは、店舗として建物を建てて貸す価値があります。

このように店舗を建設して土地活用をしたいと希望している時には、早めに地場の不動産業者に依頼をしておくとよいです。このように依頼をしておくと、その周辺の地域で商売をしたいという店舗が申し出てきた時に紹介をしてもらえます。そして、建物を建てるための資金に関してもコストを下げる方法があるのです。

その方法というのが「建設協力金方式」です。

建設協力金とは？

本来は土地所有者が自分の資金、またはローンを組んで建物を建て、それを他の人に貸して家賃収入を得ます。それをローンの返済に充てたり収入としたりするものですが、建設費に関しては店を出したいという人から建設協力金という名目で無利息でお金を借りて店舗を建てるという土地活用方法もあります。

この方法を利用すれば、土地活用をするオーナー側は銀行などから借金をして建物を建てるということをしなくても、出店したい店舗から借りることができます。

店舗が建ったあとは、その店舗の方から賃料をもらうことになるのですが、建設協力金が保証金となります。通常であれば、賃料から保証金を差し引いた額が毎月賃料として支払われることになるのですが、建設協力金として土地活用をする側が借りた分も差し引いて返済することになるのです。

賃料は低めになりますが、土地所有者がある程度資金の調達ができれば建設協力金も一部で済むので、もちろん高い賃料を設定することもできます。

建設協力金のメリットとは？

建設協力金の方式を用いるメリットはたくさんあります。

まず、土地所有者は金融機関から借り入れをする必要がほとんどないために、金利変動のリスクを心配しなくてもいいのです。さらには、一括借り上げを前提としているためテナント募集をせずに済み、空き室を心配することもありません。つまり建設協力金を利用すれば、土地活用のノウハウがなくてもできるのです。

出店希望者の側も借地権を発生させずに、使い勝手の良い店を持つことができるのです。しかし、建設協力金の方式がきちんと成立するためには、土地所有者と出店を希望する企業とのお互いのニーズのバランスがとれていないとならないので、専門的な知識を持ち、仲介に入ってもらえる業者に依頼するのが良いでしょう。

土地活用を相談する会社は一括査定で比較

土地活用の相談をできる会社はとてもたくさんあります。それぞれの会社によって、提案内容や強みが異なります。自分に合った会社を選ぶためにも、土地活用会社はしっかりと比較検討しましょう。また、土地活用の専門家でもあるので、ノウハウをたくさん持っています。地場や法律などの情報にも詳しいので、まずは相談するのがおすすめです。

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