収支を考えて賃貸併用を購入する

賃貸経営を行うときに最も重要なものが収支です。いくら入ってきて、そしていくら出て行くのかをきちんと把握しておく必要があります。賃貸併用住宅は、一部はマイホームとなっているわけですが、やはり賃貸経営の一環だという認識は必要でしょう。ですから、収支の計算をしておく事は必要となってきます。

お金の出入りと資産とは異なるという点に注意しておきましょう。お金というのは資産の一部ですが、資産は全てお金ではありません。これは当たり前のことです。ですが、この辺りを間違ってしまうと、帳簿上の処理だけで満足してしまい、資金繰りができなくなる事もあります。例えば、1億円の物件を取得した場合には、1億円分のお金はなくなりますが、1億円分の物件を取得する事ができるのですから、資産としてはプラスマイナスゼロです。

このような感覚を持っておくことは大事で、賃貸併用を購入するときには収支計画をきちんと立てておくことが必要なのです。賃貸併用を維持するためにどれくらいのお金が毎月出ていくのかを把握しておくことは必要でしょう。物件そのものを維持するためには色々な費用がかかりますし、ローンを組んだのなら毎月返済をしていくことは必要です。まず、出ていくお金がどれくらいあるのかを把握することが必要です。

そして入ってくるお金についても計算しなければなりませんが、収入としては賃料収入が基本となります。賃料収入だけで収支を合わせることができないわけでもありませんが、賃貸併用住宅では自宅部分については賃料収入を得ることはできません。ですから、この部分は差し引いて考えなければならないのです。例えば、いくらかの家賃を納めているつもりで計算するのも良い方法だと考えられます。

このようにして収支の計算をして、そして賃貸併用全体での収支がプラスになるように調整することが必要でしょう。どうやってもプラスにできない場合には、それでも購入するべきなのかどうかをしっかり考える事は必要となってきます。

不動産業者はしっかりと比較しよう

賃貸併用住宅の不動産業者はとてもたくさんあります。それぞれの会社によって、建築費用や強みが異なります。自分に合った会社を選ぶためにも、不動産会社はしっかりと比較検討しましょう。また、不動産業者はノウハウをたくさん持っています。地場や法律などの情報にも詳しいので、まずは相談するのがおすすめです。

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