軽量鉄骨アパートのメリットとデメリット-坪単価と耐用年数の関係
アパートを建築するときには、木造・軽量鉄骨・重量鉄骨・鉄筋コンクリートの方法のなかから、工法を選ばなくてはなりません。そのなかでも、小中規模のアパートを作るのにおすすめな方法が軽量鉄骨造りです。
ここでは、軽量鉄骨のアパートのメリットとデメリットを紹介いたします。
軽量鉄骨アパートのメリットは?
まず、軽量鉄骨のアパートのメリットとはなんでしょうか?
軽量鉄骨アパートは費用を抑えられる
軽量鉄骨アパートのメリットは、木造アパートと比較して耐震性・耐火性に優れているにも関わらず、建設費用は木造とほぼ同じくらいか、わずかに高い程度に抑えられることです。
というのも、軽量鉄骨アパートの建設工法は、あらかじめ工場で鉄骨を製造して現場で組み立てる事ができるので、短期間に建設する事が可能になります。そのため、人件費や工期を抑えることができ、その分建築費を抑えることができるのです。
軽量鉄骨アパートを鉄筋コンクリート(RC)アパートを比較すると、耐久性・耐火性は劣りますが、建設費用を大幅に抑える事ができます(坪単価にしてRCの7割かそれ以下)。
また、坪単価は坪数が大きくなるほど安くなりますので、なるべく広い土地にマンションやアパートを建てたほうが、軽量鉄骨アパートのメリットを活かすことができます。
軽量鉄骨アパートの建設費用ですが、大手ハウスメーカーでは坪単価でおおむね55万円以上で、仮に坪単価が55万円のアパートを建設したとすれば家賃を抑えることができるのです。このため、ちょっと交通の便が悪いところに建設したとしても、家賃を安めに設定できるので入居率を高くすることができるのです。
軽量鉄骨アパートは建設費用が安いので、初期投資分を短期間で取り戻すことができます。比較的短い期間で建て替えが可能であり、常に築年数の浅い物件として入居者を集めやすいというメリットがあります。
軽量鉄骨アパートは収益率が高い
特に、最近の学生アパートは集中インターホン・オートロック・電磁調理器・シャワートイレなどの最新の設備の整った新しい建物で、かつ親の仕送り負担の関係から、家賃の安い物件が好まれる傾向があります。
長期間使用し続けて築年数の経過した鉄筋コンクリートアパートよりも、低コストかつ短期間で建て替えることができて、しかも家賃を低く設定できる軽量鉄骨アパートの方が入居率を上げるのに有利といえるのです。
このように、軽量鉄骨アパートは低コストで建設できるという特性を生かした利用方法を採用する事により、収益率の高いアパート経営が可能になるのです。
軽量鉄骨アパートのデメリットは?
軽量鉄骨アパートは、建設費用を安く抑えることが出来る反面、耐用年数が30年弱程度と鉄筋コンクリート造のアパートよりも短いというデメリットがあります。このため、家族向けなど長期間の賃貸物件には不向きであり、むしろ学生や単身者向けのワンルームアパートなどによく用いられています。
木造に比べると通気性が悪いのと、断熱性が低いため、住み心地という点では劣ります。
また、重量鉄骨造りよりも強度や耐震性において劣るというのがデメリットといえます。遮音性も重量鉄骨よりは低いので隣人トラブルになりやすいということがいえます。
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