固定資産税を抑える方法としての賃貸アパート建築
固定資産税とは？
土地には実勢価格以外に、「固定資産税評価額」というものがあります。固定資産税の税額は「固定資産税評価額×1.4％」で計算されます。つまり、この固定資産税評価額によって固定資産税が変わってくるのです。
何らかの理由で地価が急騰した場合、固定資産税評価額も高くなります。その高騰により税負担が極端に大きくならないように設けられているのが「固定資産税評価額」です。
固定資産税は、固定資産（不動産など）を所有しているだけで原則支払わなければならず、その税額の引き上げによって毎年負担が大きくなっています。そのため、土地を所有している場合は立地条件にもよりますが、何らかの運用を行ったほうがよいのです。
アパート賃貸経営などで収益を得ることで、税負担の軽減と資産の保持をするのがよいのです。
アパート建築で固定資産税減額
アパートや住宅として土地を利用することで、税の額を減らすことができます。というのも、賃貸アパートなどを建てることで、その土地は「住宅用地」となり、その土地に対しては減税措置が設けられているのです。
これはマンションやアパートの場合、固定資産税評価額が1世帯あたりの敷地面積が200平方メートルまでは、1/6を引いたものになる特例です。つまり「戸数×200㎡」の土地は「小規模住宅用地」となり、1/6を引いたものを「固定資産評価額」とすることができるのです。ちなみに、敷地面積が200平方メートルを超える場合は1/3の特例になっています。
アパートはマンションより建築費用が安く済みますので、減税のメリットがより大きくなります。ただしアパート建築では、駐車場やコインパーキングの建築により費用が高くなり、リスクも大きくなるので注意が必要です。
また、マンションは世帯数が大きくなるので家賃収入は大きくなりますが、建築費用が高いというリスクがあるので注意してください。
アパートと駐車場のメリット
アパートと駐車場をセットにするという方法もあります。通常、アパートと駐車場を別に設置している場合は、別々に課税されてしまいます。
しかし、アパートと駐車場を建築して、その駐車場のほとんどをアパートの住人が利用していることが認められれば「一体利用」となります。その場合は、アパートの土地の面積（一世帯あたり200平方メートル以下）と駐車場の面積を合わせた面積の固定資産税評価額が1/6になります。
このように、アパート建築・賃貸経営は固定資産税の節税になります。駐車場とセットにする場合は、アパート建築と駐車場建築を一体で行い、住人のほとんどが駐車場を利用する一体利用にできれば70％以上の節税も夢ではないのです。
アパート建築業者は比較しよう
アパート建築業者はとてもたくさんあります。それぞれの会社によって、建築費用や強みが異なります。自分に合った会社を選ぶためにも、アパート建築会社はしっかりと比較検討しましょう。また、建築業者はノウハウをたくさん持っています。地場や法律などの情報にも詳しいので、まずは相談するのがおすすめです。
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※当コラムはあくまで個人的な見解に基づくもので、内容についてはご利用者様自身の責任においてご判断ください。
