賃貸併用2世帯住宅のメリットデメリットについての考察

家の建て替えを機に、2世帯住宅を考えている方も昨今とても多くなってきましたが、安易に2世帯住宅を建てる前に考えておきたいことがあります。

子世帯が2世帯住宅に住むことになった場合、重要なのは設計の段階で、賃貸併用にもできる住居にしておくことがポイントとなります。何故かと言いますと、働き盛りの子供世帯の場合、いつ転勤になるかもわかりません。

もし2世帯住宅を建ててすぐに転勤になってしまった場合、半分が空き家になってしまうのは非常にもったいないことです。そんなときに賃貸併用の2世帯住宅にしておけば、アパート経営として貸しに出して、家賃収入を得ることも可能になりますので、資金面でも安心です。

賃貸併用の2世帯住宅を建てる際に、もう1つ大切なのが、部屋の間取り、特に防音に関してと、部屋の内部から行き来できるドアをつけるかどうかです。

部屋の間取りに関しては、よくありがちな親世帯を1階に、子供世帯を2階にとしてしまうと、子供の足音が夜まで響いて、１階の親世帯が眠れなかったり、夜中に使う子供世帯のお風呂やシャワーの音が気になることもあります。

このような、音に関する悩みは非常に切実ですので、階数で分けるよりは、土地を2つに区切って、それぞれが１階、２階を使えるような設計にするのが好ましいと言えますが、敷地面積の関係等でどうしても、親世帯が１階、子供世帯が２階となる場合は、親世帯の寝室の上に、子供世帯の水回りやリビング等を持ってくるのはやめて、音がなるべくでない納戸や使わない部屋等を持ってくるほうがよいです。

また、賃貸併用で他人に貸すことを考えたときに、お互いに音の問題は非常にデリケートですので、床板を厚くするなどしっかりした対策が必要です。

また建物内部のドアで親世帯、子供世帯が行き来できるようにするのかも、建てる前に考えておくべきです。今後、賃貸併用も考えている人には、内部ドアはあまりお勧めできません。お互いに玄関ドアからの行き来のみにするのが好ましいと言えます。

最初は賃貸併用住宅としてつくり、いずれ子供世帯が住むことになることも考えられますので、子供世帯の希望も聞いて建てる前に十分な話をすることが大切です。

賃貸併用住宅の建築業者は比較しよう

賃貸併用住宅の建築業者はとてもたくさんあります。それぞれの会社によって、建築費用や強みが異なります。自分に合った会社を選ぶためにも、賃貸併用住宅の建築会社はしっかりと比較検討しましょう。

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