賃貸経営オーナーアンケートの調査結果まとめ

近年、不景気の世の中が続いていますが、自分の資産を少しでも増やそうと努力している人がたくさんいます。銀行に預金を預けても微々たる金額しかもらえない為、株運用などをしながら、リスク覚悟で自分の資産を守る人が増えています。そのような状況の中で、賃貸経営が大変注目を浴びる分野になっています。

賃貸経営というと、部屋に空き室があると結局儲からないのではないかなどと不安視されることもありますが、収支計画のシミュレーションなど行えば利益を得られる可能性は高いともいわれています。

実際のところどうなのでしょうか？賃貸物件のオーナーへのアンケート結果をまとめてみます。

賃貸オーナーへのアンケート

アパート経営を始めたきっかけ

参考サイトのアンケートによると、賃貸アパート経営をしているオーナーがアパート経営をはじめたきっかけは、以下のような割合ということです。

• 副業として始めた：37%
• 税金対策として始めた：34%
• 資金的なメリットがあった：21%
• 将来の年金として：8%

アパートの経営は、副業として始めるという方が最も多いようです。また、税金対策としてアパートを建築するという人も多いようです。これは相続などで土地を所有することになった場合の税金対策であったりするようです。

参考：『アパート経営の成功率は70%！現役オーナーの生の声を徹底調査 | 不動産のいろは』

アパート経営の成功率は？

実際にアパート経営をはじめた時、その成功率はどれくらいなのでしょうか？参考サイトでは、オーナーが自分の賃貸経営をどのように感じているかをアンケートしています。その結果は以下となっています。

• 成功している：8%
• まあまあ成功している：61%
• どちらとも言えない：31%

このアンケートだと、69％の人が成功していると感じているようです。残り31％の人はどちらともいえないということですが、これは失敗しているというわけではないので、今後さらに成功している割合が増える可能性もあります。

このように、賃貸オーナーというのは、高い確率で成功するといえるかもしれません。

参考：『アパート経営の成功率は70%！現役オーナーの生の声を徹底調査 | 不動産のいろは』

賃貸オーナーの先行き

賃貸オーナーは現状その経営で成功していると考えている人が多かったですが、その将来性についてはどのように考えているのでしょうか。

株式会社オーナーズ・スタイルが行った2016年のアンケートでは、「ご自身の賃貸経営は、10年後、20年後も順調だと思っていますか？」という質問に対して、63％の人が厳しくなると考えていることがわかりました。

これは人口減少や空き家の増加、緑地法の改正など様々な要因が考えられます。現在は賃貸経営で利益を得られていますが、将来どうなるかに不安を抱えていることがわかります。これはどの投資でも同じことがいえますが、不動産の場合には投資額が大きいからこそ、不安も大きいのかもしれません。

参考：『株式会社オーナーズ・スタイルのプレスリリース』

賃貸オーナーが遭遇した事故や事件

賃貸経営を行うときに考えておかなくてはいけないのは、事故や事件です。人が関わる以上、こういったトラブルは起こってしまいます。

実際に、オーナーはどのような事件や事故に遭遇しやすいのでしょうか。参考サイトでは、オーナーが巻き込まれた事件や事故のアンケートをとっています。その結果は以下となっています。

• 入居者が家賃滞納で強制退去に：19.4％
• 入居者が夜逃げ、失踪：9.2％
• 入居者の部屋がゴミ屋敷に：8.2％
• 火事、ボヤ騒ぎが発生：7.4％
• 入居者が空き巣に入られた：7.4％
• 入居者が孤独死した：4.4％
• 入居者が逮捕された：4.3％

この調査結果では、入居者が家賃滞納で強制退去になったというのが最も多いようです。それだけ家賃滞納する人が多いということですね。

夜逃げや行方がわからなくなるというのも一定数あるようです。このように入居者の管理というのはとても手間がかかることなのかもしれません。

また、高齢化社会がすすむことで、孤独死というのも多くなってきているようです。この場合には、部屋の現状回復などが必要になります。

『意外と大変！？大家さんは入居者の孤独死に25人に1人が遭遇！大家さんが巻き込まれた事件・事故のアンケート調査』

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