マンションの建築コストと販売価格の関係を解説します

建築コストと販売価格の関係

マンションの建築コストは、その販売価格と密接な関係があります。単にコストから販売価格が決まるというだけではなく、販売価格からコストが決まるという側面があるのです。

例えば、地価の高い高級住宅街に建設するマンションの価格は高く設定する事が可能です。この事は物件にかける事ができるコストが大きい事を意味しており、高級マンションというにふさわしい物件が誕生するのです。

高級マンションの内装や住宅設備機器は非常に充実していることが多く、一般の物件では考えられないような内装が施されています。

また、同一物件でも上層階に行くにしたがって価格は上昇しますが、それに合わせて内装などもグレードアップしていきます。ただ単に建築コストと価格が関連しているわけではないというひとつの例ですが、最終的にはかかったコストは、購入者で負担することになります。

コストの偏り

ただしマンションの建築コストは、購入者全員で均等に分けられているわけではありません。マンションの購入価格は、上層階に行くにしたがって高くなりますが、上層階の方が人気が高いためコストを多く負担してもらおうという考え方によるものです。

また、一般に人気がないと言われる一階の住戸も、専用庭や駐車場を設置することで値段をあげてコストを負担してもらう事が可能です。

販売価格設定は重要

このようにしてコストを負担してもらえば、他の住戸に負担させるコストが減少しますから、購入希望者が殺到し、売れ残りリスクを減らすことができます。マンションの開発業者にとって、売れ残りを抱えることは自社の資金繰りを悪くするだけでなく、企業イメージを低下させることにつながります。

そのため、価格設定は営業担当者にとって腕の見せ所という側面があります。

マンションの売れ行きは、結局このようにコストをどの住戸に配分するかが勝負になります。コストから販売価格が決定されるのですが、その販売価格にふさわしい価値があるかどうかで売れ行きが決まるのです。

マンション建築業者は比較しよう

マンションの建築業者はとてもたくさんあります。それぞれの会社によって、建築費用や強みが異なります。自分に合った会社を選ぶためにも、マンション建築会社はしっかりと比較検討しましょう。また、建築業者はノウハウをたくさん持っています。地場や法律などの情報にも詳しいので、まずは相談するのがおすすめです。

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