法人で土地活用をするメリットとは

土地を個人で所有していて、そしてそれによって資産運用をしているという人は多くいますが、土地活用をするために法人を設立する人も多くいます。個人で土地活用をするよりも有利な面が多いです。規模が大きくなればさらに有利になるのです。

有利な面というのは税制優遇です。日本では、個人に対する課税は累進課税となっていて、所得が大きくなれば税率も上がるという形になっています。これに対して法人に対する税率は一定ですから、所得が小さい場合には個人のほうが有利ですが、所得が大きくなってくると個人では不利になってくるのです。

法人で土地活用をするためには設立しなければならないのですが、そのためには費用がかかります。この費用についてですが、実はかなり安いと言うことに驚かれる方もおられるようです。株式会社となるとそこそこの資金が必要となるのですが、合同会社ならかなり安く設立することができます。

ただ、土地活用のためとはいえ、法人を持てば維持しなければなりません。この維持費についてですが、赤字であっても支払わなければならない住民税があります。年間で7万円は支払わなければなりません。これが基本的な維持費となります。逆に言えば、7万円を支払う事ができるのなら、維持することはできると言えるでしょう。

法人を設立すれば、個人の場合には経費として認められなかったものが経費として認められるものもあります。経費として認められれば、その分を収益から控除することができ、それによって税額を安くすることができるというメリットがあるのです。そのほかにも税制優遇が色々と認められていますから、これによっても節税を行うことができます。

土地活用と言っても、自宅の一部を活用するだけなら個人のほうが楽で良いですが、ある程度の規模があるのなら節税を考える事は必要でしょう。そのためには法人を設立して様々な税制優遇を活用するのが良いと考えられるのです。

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