駐車場経営を行う際にはその稼働率というものが重要な要素となる

駐車場経営を行う場合には、その稼働率というものが重要となります。

この駐車場経営における稼働率とは、駐車する車の回転率と言い換えてみればわかりやすいもので、ちょうど、飲食店の売上というものが、そのお客の回転率が上がれば向上するように、駐車する車の回転率が上がることで、駐車場の売上も向上することになるわけです。

このために、駐車場経営を行う際には、その立地というものが非常に重要になるわけで、車を利用している人にとって、駐車する機会の多い場所に駐車場があれば、その駐車場の利用率は必然的に高くなることになりますし、それがそのまま駐車場利用者の回転率が高くなる、ということにもなるわけなのです。

しかし、特に都市部である場合には、そうした駐車場を設けるに適している場所が、上手く空いてくれているということはまずなくて、そこには既に何らかの建物が建っていたり、公園になっていたりというように、空き地ではないために、その用地の買収にまず相当苦労することになる、という場合がほとんどでしょう。

駐車場のタイプには、大きく分ければ、車を路面にそのまま横に並べて駐車させる路面式のものと、ゴンドラ状のものに車を格納させて、縦に並べて駐車させる立体式のものとがあるわけですが、用地確保の厳しい都市部での駐車場経営である場合には、大きな面積を必要とする路面式では、それだけの用地を取得するのは困難であるために、後者の立体式を採用する場合が少なくありません。

この立体駐車場である場合には、それ専用の設備を設けた建物を建てなければならないために、その設備投資負担が大きくなってしまうのですが、少ない用地で多数の車を駐車させることができて、その稼働率を確保やすいという点では、立体式の駐車場が適しているということができますから、都市部での駐車場経営である場合には、少ない用地で多数の車を収納でき、その稼働率も上げ易い立体駐車場が多数運用されているわけなのです。