パナホームの特徴と坪単価、工法を徹底解説！

パナホームは日本を代表するハウスメーカーであり、家電で有名なパナソニックの系列会社としても有名なハウスメーカー。1963年創業であり、当初は松下電器の子会社としてスタート。そこから創業55周年に、パナソニックの完全子会社として「パナソニックホームズ」という名称に変更しました。比較的長い歴史を持つ建築会社であり、全国各地に住宅展示場を保有しています。販売数も多いメーカーです。

現在の主な事業内容は、注文住宅や建替えを行う「戸建請負事業」、住みやすい街づくりを目的し分譲などを行う「街づくり事業」、どんな古い建物でもお客様のご希望に沿うリフォームを目指す「リフォーム事業」などです。さらに、持て余している土地を有意義に活用するための「資産運用事業」があります。この4つの事業を柱とし、今では海外でもパナホームの事業を展開しています。

このページでは、パナホームの坪単価や工法、特徴などを解説します。

パナホームの坪単価

パナホームの坪単価は、大手のハウスメーカーと同等の価格になります。「住宅産業新聞」によると、2016年に販売された戸建て・アパート・マンションすべてを合計した平均の坪単価は、81.87万円（※1）となっております。戸建ても含んでいるので高くはなっていますが、大手メーカーと同じように高い金額になっているといえるでしょう。

パナホームはグループ会社が多数ある為、家の壁・床・照明・ドア・住宅設備など、全てを系列会社の商品で比較的割安で揃える事が可能になっています。さらに、鉄骨構造や耐震構造を利用している建築会社の坪単価の中では平均的な価格だといわれています。

※1：住宅産業新聞 2017年6月1日 1855号（住宅産業新聞社）

パナホームの特徴は？

性能の高いマンション設備を利用

パナホームは高い技術力を採用し「強さ」と「暮らしやすさ」を求め、住人が安心して生活できる家作りを行っています。その高い技術で作られたパナホームの家は長く住むことができ、後の世代にも安心して引き継ぐことが出来るのです。

設備では、基本性能が高いのが特徴です。適切な遮音・高い防音性能・性能評価の取得・高効率設備機器の採用など、暮らしを快適にするために、多くの高性能な設備を利用しています。

パナホームの塗料はシックハウス症候群などを予防するパナホーム独自のもので、これらの塗料も健康に気を遣う人や、アレルギーで悩んでいる子供や親から特に評判が良いです。

また、近隣で火災が起きた際にも火をもらわない、広げない耐火として火に強いアルミ製の雨戸シャッターを採用。住宅の価値を長く保つために耐久性にも力を入れています。鉄筋コンクリートの基礎、外壁タイルは60年以上の耐用年数であり、屋根材やバルコニーの防水シートは30年以上が耐用年数とされています。

プランニングとデザイン

立地にこだわり、用地選定から企画設計まで、もっとも最適なプランニングを行ってくれます。

デザインにおいては、適所の収納確保、十分な通風採光の確保を行い、暮らしやすいデザインを実現。適切なバリアフリー化、ユニバーサルデザインなどのあらゆる人に対応したデザインを心掛けています。

四季の移り変わりをもっとも美しく見せる外構や年月を重ねるごとに深みを増す外観デザインなど、周辺環境を活かしたデザインを設計してくれます。周辺の街並みに配慮し、溶け込むようなデザインを徹底しています。

また、「パークナード」という分譲マンションシリーズの開発も行っております。公園のようにのびやかに暮らせ、ちょっとした小路を持つような落ち着いたデザインが特徴のマンションとなっております。

主婦目線の機能とデザイン

元々家電でおなじみのパナソニックの関連会社である住宅メーカーになりますので、住宅の設備などの面は他社を圧倒するものがあります。家電でも主婦目線で考えられた機能や、デザイン美が売りになっているのと同様で、住宅に関してもやはり、家の影の主役になる女性の目線で作られたものが多いです。

例えば、家事の動線を考えて、キッチンから洗面所、風呂場などを一体化させて、一つのつながり上で配置させた間取りはパナホームの特徴です。今では他社も同じようなものを販売していますが、さきがけとなったのはパナホームになります。また、雨で洗濯物が乾かないなどのトラブルを回避する為に、室内物干し竿などの設備が整っているのですが、普段は竿が人目につかないように収納する事も出来る仕様になっていて、小さな部分ですが、デザイン美を感じさせる工夫が随所に見られます。

このように主婦の目線に立ったデザインや設計が得意なパナホームはやはり、主婦である女性から圧倒的な支持を得ていて、評判になっています。

管理しやすいタイル

パナホーム最大のウリが【光触媒キラテック】とよばれるタイルで、このタイルに付着した汚れを太陽光が分解をして雨で自然に流れ落とすというものです。

これによって、外壁や窓などをいつでも綺麗に保つことができます。パナホームで住宅を建てる人の8割がこのタイルを採用しています。やはり、住宅の外壁などは特に手入れが出来難いというデメリットがありますので、自然にタイルの洗浄ができるのはとても嬉しいポイントになります。

パナホームのスマートシティ

パナホームでは、スマートシティといった戸建ての集合住宅による街づくりを展開しています。最先端のIoTを活用することで、セキュリティが安心で移動が便利な街を作っているのです。

スマートシティへの出入りには安心のセキュリティを導入しています。スマートシティ内では、エコカーや電動アシスト付きの自転車などをシェアすることが出来ます。また、スマートシティではIoTなどに同じ考えをもった住人が集うのでコミュニティも広がります。

パナホームの工法

パナホームは創業者の「家も時計と同じように精密に作るべきだ」と言う言葉を軸に、技術力を高めています。

パナホームの建築では、「ラーメン構造」とよばれるものです。これは最も一般的な重量鉄骨の工法ですが、パナホームでは「重量鉄骨ラーメン構造（NS構法）」という、独自のものを開発。これは、独自の重量鉄骨工法であり、3〜9階建てまでの住宅が可能になっています。独自のボルト構法により、強さや空間対応力・高層化を両立できています。

さらに、パナホームのマンション建築では、制震鉄骨軸組構造（HS構法）を利用しています。これは、高層ビル建築で使われる制震技術を住宅用に新たに開発されたものです。

現代の多くの超高層ビルで採用されている「座屈拘束技術」は、建物を支える材料が地震の揺れでゆがむのを防ぐ技術です。HS構法では、その技術を初めて工業化住宅に初めて搭載しています。

耐力壁の強度を上げることと、地震のエネルギーを吸収する能力の高さを実現しました。制震材料の低降伏点鋼を使用することで、地震の振動の繰り返しに対する強さも高めています。

外壁の取り付けでは、超高層ビルと同じ考え方のカーテンウォール工法を採用しています。外壁が地震の横揺れやねじれにも対応しています。

パナホームのリフォーム事業

パナホームは、リフォーム事業も行っています。

パナホームのリフォームでは、それぞれの暮らし方にあわせてリフォームの設計を行ってくれます。たとえば、大人数で楽しむのが好きなご夫婦であれば、オープンなキッチンでLDK全体を広々と見渡せる家にしたり、夫婦でゆっくりと過ごしたいという方には、趣味スペースや書斎を準備したりとリフォームします。

また収納にもこだわっています。照明にも工夫をし、複数のあかりを切り替えることで気分に寄り添う空間を実現するリフォームも行ってくれます。

提案については、パナホームでは意見を押し付けるのではなく、お客様の希望や考えをとことん聞くことを大切にしています。

パナホームの口コミ

• 新築アパートの建築を4回リピートしてます。その理由は、商品もさる事ながら、とても信頼できる素晴らしい担当さんに巡り合えたからです(ちなみに彼は去年売り上げトップになったそう)。 自宅もパナホームの中古を購入して10年ほど住んでますが、不満な所はありません。
• 家を建てたいと思い様々な土地を見学してきました。その中でもパナホームさんの考えや、対応の良さに惹かれ購入を決意しました。24時間換気や太陽光発電などのエコの暮らしも思った以上に快適です。またご近所付き合いも盛んで、同じ子育て世代の方も多く妻も、気兼ねなく相談が出来る友人ができたと喜んでいます。
• 子供たちも巣立ち、長年住んできた家をリフォームしようということになりました。何社かお話しをお伺いしましたが営業の方との相性の良さでパナホームさんに決めました。パナホームさんの考えを押し付けられることもなく、まずは親身になって私たちも意見や考えを聞いてくださいました。その中で、パナホームさんのこだわりを活かしたリフォームを行ってくださいました。リフォーム中の仮住まいやローンの相談も気軽に受けてくださり感謝しています。
• 私は気象異常など騒がれている現在、家族が安心して住める家を建てたいと思っていました。その中でパナホームさんの細やかな設計や高い技術に感動して、さっそく話を伺い次の日には購入を決めました。営業の方はとても感じがよく、こちらの意見にも耳を傾けてくださいました。災害に強いだけでなく家を良い状態で長く保てる工法を行ってくださっているので、子供たちにもいつかこの家を渡せたら、と思っています。
• 私はパナホームに住んでいて、不満は有りませんね。色んなところにしっかりと考えた設計や構造が見られ、パナホームブランドに余分にお金を払うという所もありますが、決して悪い住宅ではないと思います。パナホームで見積りを取った時には坪53万程度でした。

建築会社はしっかりと比較しよう

アパートやマンション、戸建ての建築会社はとてもたくさんあります。それぞれの会社によって、建築費用や強みが異なります。自分に合ったプランを選ぶためにも、建築会社はしっかりと比較検討しましょう。また、建築会社はノウハウをたくさん持っています。地場や法律などの情報にも詳しいので、まずは相談するのがおすすめです。

下記の「一括見積フォーム」で診断することで、大手から中小規模の会社まで、全国の会社から見積と提案を受けることができます。ぜひ一度試してみてくださいね。